クローズアップ現代

NHKクローズアップ現代で中国製品の安全性について特集。


ずっと思っているのは、中国製品をボイコットするんじゃなくって、中国の中でちゃんとしているところをただ正当に評価することをもっと重視していかないとまずいんじゃないかなあと。
抗菌剤の使用を抑えて、漢方とかで残留を抑えた飼育をしている(ただし漢方というのも手放しに褒められない気がするけど)養鰻業者に支払う代金が変わらないというのが、ナントカならんのだろうかと思った訳で。


きちんとしているところを正当に評価できない消費者に対して、供給側がきちんとすることを求めるのって必ず綻びが出てくると思う。別に「人間皆必ずいつかは低きに流れるのだ」みたいなことは思わないけれど。


中国製品に限らず、例えば柏崎刈羽の原子炉でも「作る場所もプラント設計も甘かったけど、あれだけの地震でとりあえずよくもまあ炉を持たせたな」とか、コープさっぽろの自主検査の鰻から抗菌剤検出でも「原料の生産・流通管理が甘かったけど自主的にチェックしてよく見つけたよね」とかっていう声がもうちょっと出て、少しでも現場の人間と同じ側に立つ人間(肩を持つとかそういうのではなく)が増えた方が結果として安全な世の中になるんではないかなあと最近ずっと思っているのですが。


まともなサプライヤーをダメにしない
ミスを隠させない(頭ごなしに否定しない)
同じ地平で話をする


とかなんか育てることをもっと重視した方がいいと思うのですが。もやもや。